【識者コラム】緊張と許容の関係構築を
野生動物との共存を考える
山極寿一
2025/10/10 9:51 (2025/10/10 9:53 更新)
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9月の初旬、私はインド南部のバンガロールを訪問し、「人と野生生物との共存」をテーマにした国際シンポジウムに参加しました。
このシンポジウムでは、ゾウの研究者であるラマン・スクマール博士が所属するインド科学研究所と、私が所長を務める総合地球環境学研究所との共同研究の一環として、双方の知見を深める貴重な機会となりました。
人間と野生動物の関係は、しばしば緊張感を伴います。特に、農村部や都市周辺に生息する大型哺乳類との軋轢は、地域社会の安全や動物保護の観点からも重要な課題です。
今回のシンポジウムでは、そうした「緊張」と「許容」のバランスをどのように築き上げていくか、様々な角度から話し合われました。相互理解を深め、共存可能な社会づくりを推進するためには、科学的な研究だけでなく、地域住民の意識改革や政策支援も欠かせません。
詳細な議論や取り組みについては、本記事の有料会員限定部分にて紹介しております。これからも引き続き、人と野生動物が共に生きる未来への道筋を探っていきたいと思います。
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