はじめまして、ガクミカ取材班の学生記者で大学2年生の「にし」です!
今回は、木彫りで本物そっくりの作品を生み出すアーティスト、キボリノコンノさんの作品展「食べたい!木彫りアートの世界」に行ってきました。身近な食べ物や日用品がリアルに再現された、とても魅力的なアート展です。
会場は福岡市科学館。展示は「ひらめく」「まねる」「うつす」など複数のブースに分かれていて、順番に回れるようになっています。各ブースにはテーマに沿った作品が展示されており、中には横からじっくり目を凝らすと木の痕跡が見えるものも。作者の工夫を発見することも、この展覧会の楽しみの一つです。
「まねる」のコーナーでは、あの有名なお菓子たちが待ち構えています!なんと、3時のおやつがすべて木でできているのです。かわいらしいコアラのマーチのデザインはもちろん、マルセイバターサンドの銀、赤、黄色の特徴的なパッケージまで細かく再現されています。他にもたくさんの定番おやつが並んでいるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。
最後に待ち受けているのは「きぼりはどっち?」のコーナー。本物?それとも木彫り作品?見分けて全問正解すると「神級(かみきゅう)」の称号が与えられます。100個もあるナッツをじっくり観察し、本物か作品かを見極める挑戦です。
私もチャレンジしましたが、結果は1問だけ不正解…。しかし「達人級」の称号をいただき、大満足でした!みなさんもぜひ「神級」を目指して挑戦してみてください。
展示作品の上部には、キボリノコンノさんの制作風景の写真が並んでいます。彫刻刀や絵の具などさまざまな道具を使い分け、真剣に作品と向き合う姿が伝わってきました。
キボリノコンノさんは、木の質感に似ていると思い「木彫りのコーヒー豆」を制作しSNSに投稿。それがきっかけで、コロナ禍で失われていた「人とのつながり」を感じることができたそうです。
見る人の「わくわく」を大切にしている思いが、作品全体からひしひしと伝わってきます。楽しませる工夫が散りばめられた「キボリノコンノ展」。ぜひ会場に足を運び、キボリノコンノさんの「ひらめき」から「わくわく」を体験してください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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